福岡市で注文住宅を購入するときの流れを解説！

注文住宅が完成するまでの期間

注文住宅のオーダー方法にもよりますが、家が完成するまではある程度長い期間がかかります。

すでに土地がある場合は、申請や計画などに費やす期間が2〜3か月、家の建設は3〜4か月程度が目安です。

一般的に、全体を通して1年程度前後を見たほうがいいとされています。

なお、家の形状が特殊である場合は工事期間がさらに長くなります。

 

福岡市で注文住宅を建てる際の流れ

福岡市で注文住宅を建てる際の流れは以下のとおりです。

 

1. カタログを請求もしくは来社予約をする
2. 相談をする
3. 土地調査をしてもらう
4. プランを練る
5. 見積もりを作成し入念な打ち合わせを行う
6. 計画を立てる
7. 請負契約を交わす
8. 地鎮祭をする
9. 工事をスタートさせる
10. 引き渡しをする

 

では、段階ごとにどのようなことをするのかを解説します。

 

【フロー1】カタログを請求もしくは来社予約をする

1段階目は、さまざまなハウスメーカーからカタログを請求したり、ホームページでみたり、店舗に行ったりして情報を集めます。

具体的には以下の情報を比較し、ハウスメーカーを絞り込みます。

 

• どのような家の形状を建築できるのか
• どのような素材を取り扱っているのか
• 家の構造や工法は何があるのか
• 外観デザインのテーマは自由か特化しているのか
• 保証やアフターサポートの内容は何があるのか
• オーダー方法は何があるのか

 

メーカーごとで取り扱い種類が異なるため、細やかなところまで確認しましょう。

 

【フロー2】相談をする

1つもしくはいくつかに絞れたら、実際に相談します。

営業スタッフが家づくりに関する相談を聞いてくれます。

どのような家が希望なのか、予算はいくらなのかを詳細に伝えてください。

なお、この際に本契約の方向へいかなくても構いません。

複数のメーカーで話を聞き、最終的にどこにするのか絞り込んでから購入へ向けて動きましょう。

 

【フロー3】土地調査をしてもらう

土地調査では、希望の家を建てられる土地なのかを調べます。

これから購入する予定の土地、すでに持っている土地どちらでも調査が必要です。

確認は設計士が行います。

 

【フロー4】プランを練る

土地が決まったあとは、本格的に住宅建築に向けてプランを練っていきます。

設計士から間取りや構造、工法などの提案を受けながら、ご自身が理想とする家に少しずつ近づけていきます。

設計を考える際は、以下を考える必要があります。

 

• 動線の確保
• 収納数
• 部屋数
• 階段の位置
• 玄関の位置
• 窓の数
• 設備のグレード
• 内装のデザイン

 

あくまで、プロの提案は設計のベースです。

オーダー方法に則ってカスタムしていき、理想の家にすり寄せていきます。

なお、予算も考えなければならないため、費用とのバランスをみながら必要な要素を取り込んでいく形となります。

 

【フロー5】見積もりを作成し入念な打ち合わせを行う

イメージが固まったら、一度ハウスメーカーに見積もりを作成してもらいます。

出してもらった見積もりを確認し、余分なところはないか、コストカットしたいところはないかをチェックします。

もし予算オーバーしている場合は、グレードを下げたり不要なオプションを削減したりといった調整が必要です。

プロに相談しながら入念に打ち合わせを重ね、デザインや設計を固めていきましょう。

 

【フロー6】計画を立てる

プランが完成したあとは、詳細な設計やローンの返済計画などを練ります。

ローンの返済計画は、必ず無理がないものにしましょう。

ローン返済は繰り上げ返済もできますので、最初は長めの期間で契約することをおすすめします。

 

【フロー7】請負契約を交わす

見積もりやプランに納得ができたら請負契約を交わします。

請負契約とは、注文住宅の工事を行う契約です。

さらに詳細な打ち合わせが必要となるため、仕事終わりや休日などで何度か話し合うことになるでしょう。

建築許可がおりると、ローンの本審査が行われます。

 

【フロー8】地鎮祭をする

地鎮祭とは、土地神を祀り土地を清める儀式です。

工事の安全や住宅が経ったあとも良い環境で暮らせるようにするために行います。

地鎮祭は近くの神社に依頼するとしてもらえることがあります。

どこに依頼するとやってもらえるのか、ハウスメーカーに聞いてみたり独自で調べてみたりするといいでしょう。

 

【フロー9】工事をスタートさせる

地鎮祭が終わるとついに工事がスタートします。

工事の様子は見学できるため、完成するまでの期間、いつでも様子を確認できます。

なお、工事を行っている土地の中には入れません。

 

【フロー10】引き渡しをする

工事完了後、内見して問題がなければ引き渡しとなります。

鍵の受け渡し、設備の説明などもこのタイミングで行います。

もし、この段階で問題があれば再施工が必要です。

 

住宅ローンを組む流れ

次に、住宅ローンを組む流れについて解説します。

 

1. つなぎ融資を契約する
2. 住宅ローンを組む金融機関に相談する
3. 仮審査を受ける
4. 本審査を受ける
5. 契約する
6. 融資が実行される

 

では、段階ごとにどのようなことをするのか解説します。

 

【フロー1】つなぎ融資を契約する

つなぎ融資とは、住宅ローンの審査が通り融資されるまでのあいだに受けられる融資です。

土地代の購入費用と、建築途中で発生する建築費用の支払いを合わせると非常に高額です。

現金払いが厳しい場合はつなぎ融資を契約し、引き渡しまでつなぎます。

金利は高いですが、住宅ローンと比べると大幅に契約期間が短いため、それほど心配はないでしょう。

 

【フロー2】住宅ローンを組む金融機関に相談する

住宅ローンを組む金融機関に融資の相談をします。

金融機関には「ローンプラザ」があり、住宅ローンのプロが担当しています。

予約が必要な場合があるため、一度訪れる前に電話で確認してみましょう。

なお、相談できる内容は以下のようなものです。

 

• 借入可能額の相談
• 返済期間の相談
• 住宅ローンの種類の相談・確認
• 返済が遅れる場合の対応　など

 

なお、相談料はかかりません。

 

【フロー3】仮審査を受ける

住宅ローンの契約先を絞れたら仮審査を受けます。

仮審査では、返済能力の有無や住宅の担保価値などを調べます。

結果がわかるまでは1週間程度、または1〜2日程度です。

結果がわかる期間は機関によって異なるため、あらかじめ聞いておくといいでしょう。

 

【フロー4】本審査を受ける

仮審査が通ると本審査が受けられます。

仮審査に受かった場合は基本的に本審査で落ちることはありません。

なお、本審査ではこれから建てる注文住宅の価値を調べます。

 

【フロー5】契約する

本審査を通過すると、住宅ローンの契約を交わせます。

契約書は「金銭消費貸借契約」と呼ばれるものです。

用意するものは実印のみで構いません。

 

【フロー6】融資が実行される

住宅が完成して引き渡しが完了すると融資が実行されます。

実行の際は機関に足を運び、手続きを行います。

この際、司法書士に登記申請を依頼することも可能です。

ローンの支払い期間、支払額を忘れないようにしましょう。

 

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅にかかる費用の内訳は以下のとおりです。

 

• 建築費
• 土地代
• 別途かかる工事費用
• 諸経費

 

では、一つずつ解説します。

 

建築費

建築費の内訳は以下のとおりです。

 

• 設計料（設計監理料）：設計作成・家が完成するまでの管理・監督にかかる費用
• 仮設工事の費用：トイレ・足場などの設置にかかる費用
• 基礎工事の費用：コンクリートで作る住宅の基礎作りにかかる費用
• 木工事の費用：木材を使用した加工や取り付けなどにかかる費用
• 内外装の工事の費用：内外装の壁や内装の床などの工事にかかる費用
• 設備設置の工事の費用：エアコンや浴室などの設置にかかる費用

 

土地代

土地代の内訳は以下のとおりです。

 

• 土地取得費
• 不動産会社への仲介手数料
• 印紙代
• 登録免許税
• 司法書士への報酬
• 不動産取得税
• 土地の所有にかかる税金
• 消費税
• ローンにかかる手数料・利息

 

もともと土地を持っている場合は、不動産会社への仲介手数料、司法書士への報酬、取得費など不要な費用がいくつかあります。

別で必要な工事費用

 

別途で必要な工事費用には以下があります。

 

• 外構工事
• 水道管・ガス管の開通
• オプションの取り付け
• 地盤調査
• 地盤改良
• 古い家の解体

 

なお、古い家の解体は建て替え時のみ発生する費用です。

諸経費

諸経費とは、人件費や交通費などです。

建築費用全体の1割程度が一般的です。

 

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